新入社員として、まだキャリアが浅い方がまず最初にすべきことは、目の前のやるべき仕事をしっかりと覚えることです。しかし、少しずつ経験を積んでいくと、複数の仕事を同時並行して進める必要が出てくるかもしれません。また、頭で覚えているだけでは済まないほどの打ち合わせや会議の予定が入ってくるようになるでしょう。
そうなるとスケジュール管理をしっかりすることが大切になります。優秀なビジネスパーソンになるためには、このスケジュールの管理を上手に行っていくことが必要です。スケジュール管理というと、日別時間別の手帳などに予定を書き込むこと、その予定を見ながら仕事をして、仕事が重なっていれば調整することという理解が一般的なものです。スケジュールの管理が上手になれば、仕事ができるビジネスパーソンへの第一歩を踏み出したといっても過言ではありません。
スケジュール管理をマスターするためには、漫然と予定を記載するだけの管理ではなく、一つ一つの予定に対してその準備に必要な仕事量を予想し、自分の能力を判断しながら、その日一日の仕事量がどれだけになるのかを想定することが大切です。そうすることによって、仕事を抱えすぎて締切に間に合わないという事態が避けられるようになります。自分の把握ができれば、この人に仕事を頼むと期日までに確実に完了されてくれると認めてもらうことができ、ビジネスパーソンとして最も大切な「信用」を勝ち取ることができるはずです。